クレームナビ　powered by 日本アイラック

ラインケアとは、従業員のメンタルヘルスに対して、部長や課長といった職場の管理監督者がケアを施すこと。管理監督者は、業務が滞りなく進むよう指揮管理する立場ですが、従業員の心の健康を管理するのも重要な役割のひとつです。普段からしっかりと観察し、少しでも変わった様子が見られるようであれば、適切に対処しなければなりません。
 
「遅刻や早退が増える」「連絡なしに欠勤する」「集中力が低下し、ミスが目立つ」「表情や動作に活気がない」といった異変が認められた場合は、特に要注意。些細な変化を見逃さないためにも、日頃から従業員に対して関心を持って接することが大切です。
 
従業員の異変にいち早く気付き、速やかに対応することは、従業員のメンタルヘルスのみならず、見えない病気などの早期発見にも有効です。クレーム対応によるストレスが原因になっている場合もあるので、まずは従業員の話にじっくりと耳を傾け、必要に応じて適切な情報を提供したり医療機関などへの相談や受診を促したりといった対応を心掛けましょう。