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【No.139】正義中毒2022年11月21日

正義中毒とは、自分の考えに反する他人の言動に対し、過剰に攻撃することを“当然の正義”だと錯覚している状態のこと。自分の中にある倫理観や道徳観を一方的に押し付け、制裁を与えることによって快感を得ている人のことを指します。「正義の制裁」を加えると、脳の中で快楽物質のドーパミンが放出。この快感に陥ってしまうと、決して人を許せないようになるのです。

特に近年は、SNSの普及が正義中毒を助長していると言われています。SNSでは同じような主義主張を持つ人同士でつながりやすく、偏った情報ばかりを入手しがちです。そのため、気づかないうちに視野が狭くなり「自分の意見こそが正しく、それ以外は間違いである」という思い込みが加速。その結果、不祥事を起こした企業に対して誹謗中傷を繰り返したり、不祥事とは関係ないことまで粗探しをして執拗に指摘したりと、行き過ぎた行動に走ってしまうのです。

正義のもとに行動していると信じて疑わない相手に無闇に反論するのは、火に油を注ぐことになりかねないので注意が必要です。攻撃を長引かせないためにも、まずは速やかに謝罪するのがベスト。その上で「ご忠告ありがとうございます」などの言葉を添えるのが、適切な対応と言えるでしょう。
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