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【No.124】対人論法2022年4月25日

対人論法とは、議論相手の属性(性別、年齢、肩書、知名度など)から主張の正誤を判断し、退けようとする論法のこと。例えば、ホームレスの人が日本の金融政策について主張していたとしましょう。この時、「ホームレスが考えることなんて、どうせ大したことないだろう」と決めつけて話を受け流したり、執拗に反論したりするような話し方を対人論法と言います。

クレーム対応の現場でいうと、このような場面に遭遇したことはありませんか?

現場スタッフ「お問い合わせの件についてはご説明したとおりです

お客様「お前のような下っ端の話なんて信用できないよ。適当なことを言いやがって

現場スタッフ「そのようなことは決してございません。申し訳ありませんが、これ以上の対応はできかねます

お客様「これだから若いやつはダメなんだ。話にならないから上司を出せ!

対人論法の根本にあるのは、偏見と差別思想。自分の中の偏った価値観を相手にぶつけて人格攻撃することにより、自分の主張を通そうとします。そうした事態を回避するには、たとえ相手の攻撃が的確に弱みをついてきたとしても、ひるまず毅然とした態度で接することが大事。相手の価値観を変えることは難しいですが、屈しない姿勢を示すことにより、自らの正当性を訴えていきましょう。
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選任担当者がおらず十分な対応ができていない
難易度の高いクレームが増えてきて困っている
スタッフによるスキル差が目立ちはじめた

……など

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